競売の通知が届いてもまだ道は残されています。 任意売却という選択肢もお考えください!

期限の利益の喪失

期限の利益と期限の利益の喪失
期限の利益の喪失[民法137条]とは– 簡単にいうと、分割返済の権利を失うことです。

期限の利益[民法136条]とは、分割で返済をする契約においては、契約書に書かれている期日までは返済をしなくても良い権利。 返済日まで支払いをしないことで利益を得るのはお金を借りている方だと解釈をされているので利益と表現されます。

一般的に期限の利益は下記の要因で失うことになります。
 ・ 債務者が破産手続開始の決定を受けたとき。
 ・ 債務者が担保を滅失させ、損傷させ、又は減少させたとき。
 ・ 債務者が担保を供する義務を負う場合において、これを供しないとき。

住宅ローンの返済をある一定期間滞納すると、この期限の利益をうしなうことになります。 銀行によっては3ヶ月だったり4ヶ月だったり6ヶ月だったりします。

そして、分割返済の権利を失うということは、全額の一括へ返済をしなければならないということになります。 

現実問題として、月々のローンの返済が出来ないから滞納するのであって、そのような状況下の方へ全額を耳を揃えて返済しろと強制してきます。

返済すべきお金が用意できない場合には、競売で不動産を処分されて強制的に現金化されてしまいます。

銀行はボランティアで住宅ローンの融資をしているのではないので、泣き言や言い訳は通じません。 全額用意できなければマイホームは手放すことになります。 期限の利益を喪失した後にできることは、競売か任意売却かの家の手放し方の方法論だけとなります。

逆説的な見方:
月々のローンの返済が辛いので、任意売却をしたい人の場合には、この期限の利益を失わないと任意売却ができません。

住宅ローンの返済が苦しくて、2ヶ月・3ヶ月と延滞をしてしまい。 銀行からの督促の電話に『任意売却をしたい』旨を伝えると、銀行から『現在、滞納している分を支払わないと任意売却は出来ませんよ』と言われることがあります

そして、銀行さんの、その言葉を信じて親戚に頭を下げて廻って借金をしてお金を作って銀行へ入金しちゃう人がいます。 滞納していたお金を入金しちゃうということで滞納ゼロということになってしまいます。

借金返済の滞納が無いということは、期限の利益の喪失にはなりませんので、任意売却を金融機関に申出することはできません。

月々の返済が本当に苦しいのなら、意識的に返済を滞らせて期限の利益を喪失してください。 まずは、自分とご家族が生きていくことが最優先です。

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